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放射線不検出に向けての取り組み



●私たちの安心・安全への取り組み

 2011年(平成23年)、福島の農産物からは微量の放射線が検出されてしまいました。
勿論、研究機関では樹の生理や物理的な要因の検討、土壌の計測が行われています。
現在、放射性物質は土壌と吸着して表土に留まっており、果樹の根圏には浸透していません。樹体の洗浄と樹の粗皮を削る事で、放射線の果実への影響が予防できると考えられています。
「ふくしま土壌クラブ」でも、産地の一員として、樹体の洗浄と粗皮削りに積極的に取り組んでいますが、尚一層の安心・安全を目指し、長期的な土壌への対策も必要と考えています。また、空間線量を低下させる事による作業環境の改善にも取り組んでいきます。


樹木に対する安心・安全への取り組み・・・

  • 福島の生産者として、全園地の樹木に粗皮削りや、高圧洗浄を実施しています。樹体の洗浄前と洗浄後にGMサーべメータによりベクレル数を測定し、数値を比較する事により、効果の高い平準化された除せん作業を行なっています。
土壌に対する安心・安全への取り組み・・・
  • ふくしま希望市場が提唱している、ふくしま希望除線方式を取り入れており、会員の栽培する全園地の土壌のベクレルをGMサーベイメータ(RadEyeB20-ER)でメッシュ状(網目状)に詳細に計測しています。
  • メッシュ状に計測した数値を集計し、園地の点を面にし、マップに表します。
  • 会員全体で各園地のマップの数値から傾向を認識し、放射線に対して考えられる最善の対策を検討しています。特に将来の樹木、果実への影響と一層の安心・安全を考え、土壌の剥離や、放射線低減資材も積極的に取り入れていきます。


●未来の安心・安全に向かって・・・
  • 「ふくしま土壌クラブ」の会員の園地では、全樹への除せんと、全園地に対して10a当たり数十ヵ所にも及ぶ計測作業を行っており、測定結果で考えられる最善の対策を施しています。放射線対策後は定点測定を継続して行い、長期に亘り万全な管理を行う事で、果実への放射性物質の影響が均一に、最小限に抑えられています。また、一定期間ごとに果実をサンプリングし、分析機関に依頼して放射線測定検査を受けてから出荷されていきます。


●地域の安心・安全に向けて・・・
  • 関係団体と協力し風評被害対策のモニタリング調査やデータ収集に積極的に取り組んでいます。
  • 放射線低減資材の実証試験や土壌剥離のモデル圃場の設置等を実践しています。
  • 「ふくしま土壌クラブ」は、福島の農業と産地の未来を本気で考え、放射線測定結果の不検出を目指し、考えられる最善の対策を施していきます。


●ふくしま土壌クラブの設立目的・・・
  • 「果樹園の放射性物質に最善の対策を施し、心豊かに農業を行える環境を取り戻し、より安心・安全な果物を生産する事で、福島の農産物のPRに寄与する事を目的とする」

      たかはし果樹園も「ふくしま土壌クラブ」で活動しています。


「福島のくだもの」を、よろしくお願いします。


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